婚活詐欺女、財布の金も奪う!?大出さん死亡時所持金わずか(スポーツ報知)

 東京都の無職・木嶋佳苗容疑者(35)が殺人容疑で再逮捕された連続不審死事件で、昨年8月に埼玉・富士見市で練炭自殺を装い殺害されたとされる会社員・大出嘉之さん(当時41歳)の財布に、現金がわずかしか残っていなかったことが3日、埼玉県警への取材で分かった。県警は木嶋容疑者が、財布から紙幣を抜き取った可能性もあるとみて調べている。

 金に執着する“婚活詐欺女”の木嶋容疑者は、だまし取るだけでは飽き足らず、被害者の財布からも、情け容赦なくきっちり奪っていた。

 県警によると、大出さんは、殺害されたとみられる昨年8月5日の自身のブログに、交際していた同容疑者と「今夜から2泊3日の予定で婚前旅行に行く」と書き込んでいた。このため、旅行資金として、数万円以上の現金を用意していたとみられる。

 書き込みの翌6日朝、レンタカーの後部座席で練炭による一酸化炭素中毒で死亡しているのを発見された。身の回りにあった財布に現金はわずかしか残っておらず、同容疑者が抜き取った可能性が高い。自宅から当日、持って出たとみられる旅行かばんなどは、今も見つかっていない。

 また、事件現場までのレンタカーの走行経路も、道路に設置された複数の監視カメラの映像などで確認された。捜査関係者によると、大出さんは、8月5日午後7時ごろ、板橋区で車を借り、木嶋容疑者が当時、住んでいた同区内のマンションに行き、一緒に食事した。その後、車は国道254号を埼玉県方面に走り、新座市内で左折し、国道463号に入ったが、所沢市付近でUターンし、午後9時以降、現場の駐車場に到着した。

 大出さんの遺体からは食事の際に、料理に混入され摂取させられたとみられる睡眠導入剤の成分のほか、アルコールが検出されており、運転できる状態ではなかった。このため、県警では木嶋容疑者が車を運転し、殺害場所を物色した可能性が高いとみている。同容疑者は午後10時20分ごろ、現場近くから1人でタクシーに乗り帰宅したことも確認されており、現場到着からわずか約1時間の間に、助手席付近に練炭を置くなど、大出さんを殺害する準備をしたとみられる。

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